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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 39
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2003年11月01日
風次郎
fuujiro@geocities.co.jp
紅葉
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爽やかな1週間でした。
すべての木々たちや野辺の草々まで、季節の移り変わりに順じて変わり身を整
えているように見えます。常緑の松や杉まで、周囲の木々の葉に合わせて染まっ
ているようです。
落葉松の黄葉も始まりました。立ち木の葉が橙から黄にうつり変わり、最後に
落葉して毛氈の上に立ち上がる真っ直ぐな幹と枝の作る淡い三角で冬を過ごすの
です。この変化、とても好いと思います。
白樺の葉の黄も素敵です。色づきが始まる頃、たくさんついていた葉が、色づ
き始めると次第に少なくなりつつ黄色を濃くして、キラキラと風に震えます。幹
も夏に培った肌の白さがよりすっきり、葉と調和して見えます。もちろん雑木林
の華麗な赤は楓やもみじ、このあたりでは小さな実をつけるななかまども加わっ
て、深紅や朱に染まったこれらの木々の艶やかさは言うまでもありません。
分解した葉緑素が来春に備えて葉から引き揚げ、残った黄色いカロチノイドが
現れてくるのが黄葉、葉の中に蓄積された物質でアントシアンなど赤い色素をつ
くり上げるのが紅葉とのことだそうです。春に芽生え、秋にその活動を終える木
々の葉の半年の命は、今燃えて終わらんとする最後の舞台を思わせます。
終わりは切なく寂しいものですが、又来る春を思えば“美しきかな”を堪能で
きるというものでしょう。
* * *
夏の盛りに汗を流しつつ大阪へ見舞った、お世話になったM氏がついに逝ってし
まった。あの時、もう危ないと聞いて駆けつけたのだが、ベットの上で冗談も出
て少し気が休まったと思ったのに、やはりガンには勝てなかった。病の床で聞い
た力ない冗談が、氏の私に対する終焉の舞台であったかと思うと、泣ける。
人一人の終わりはあっても、その家族に次の春の来ることをひたすら祈るばか
りだ。
今日は夕日に映える紫の八ヶ岳を眺めながら孫の顔を見に帰ろう。
(10月31日夕 風次郎)
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