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風次郎の『八ヶ岳山麓通信』No 36

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2003年10月4日

   風次郎
  fuujiro@geocities.co.jp

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 すすきの穂が出揃って、青空の下を流れる風にそろって揺れている風景は、正
に秋そのもの。諏訪湖にそそぎ込む上川を埋め尽くしていた葦の穂も、すすきと
同じように、流れに沿った広大な白が波のように秋の風にうねる。それに並行し
て続くマレットゴルフ場の芝は緑だから、土手から眺めるその緑と、川面の青と
が穂の白波の途切れ途切れに現れたり隠れたり、彼方の山を境に青空へとつづく。

 朝方重くのしかかる雲も、このところ昼にはすっかり無くなって、透き通るよ
うな青空の下に山の姿がくっきり見える日が続く。夕闇迫る頃、山々の斜面に灯
るレストハウスの明かりが、遠くてもはっきり見通せるのは空気がかわいていて
穏やかなのだろう。
 里でも急激な気温の低下に促されて、皐月の葉など紅を見せ始めた。

 無性に山を歩きたい。歩きたいのにそんな時に決まって都会の風に誘われる。
 雑用が絡んで、ついに今年は春から八ヶ岳の山稜には一度も行っていない。そ
ればかりか、東の山麓へも足を運んでいない。それを悔やむ。悔やみつつ新宿や
ら銀座やら、結構でかける事が多い。人が誘うのである。いいや自分の心が人に
誘われるのである。人に会いたくなるから出かけていく。人間模様に惹かれるの
が生きてる証拠。それでも良いのだろう。

 山を見るとホッとする。雲と連れ立つ山もいいし、すっきりした秋の山は尚、
清々しい。
 紅葉が降りてくる。そしてさらに空気が澄む夕暮れに、この麓から赤岳展望荘
や、権現肩の小屋の灯りを確かめるのを楽しみにしよう。
 10月も山にいけそうに無い。その先の冬山は難しいから。

    
                              (風次郎)
                    
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